看護師の中には、
という方は多いのではないですか。
「辞めにくい」というのもよく話です。
私も何だかんだ辞めると決めてから、実際の退職まで1年くらいかかりました。
今回は、「退職までの流れ」・「退職をスムーズに進めるポイント」を紹介します。
退職をスムーズに進めましょう!
退職までの流れ
まず「退職までの流れ」を知りましょう。
病院では、誰も退職の流れなんて詳しく教えてくれないことも多いでしょう。
ましてや「退職したことがない」と、知らないことも多いでしょう。
「上司すら流れは知らない」ってことも無くはないです。
病院によって異なる部分もありますが、退職までの流れはこのような流れになっています。
※時期は、おおよそです。退職が年度末だった場合はこのような形が多いです。
しかし、年度の途中で退職する場合はこの限りではない可能性が高いです。
就業規則の確認
就業規則を確認するのは大切です。
「何日前に退職の意思に伝える」などが決められていることもあります。
また、病院によっては独自の流れがあるところもあります。
この通りに進まないと、スムーズに退職できないわけです。
直属上司に「退職の意思表示」をする
改めて相談するというのは少し緊張しますよね。
もし職場の中で、毎年上司と面談する公式な機会があるなら
「上司との面談」を利用するのはいいでしょう。
もしそういった機会がないなら、「相談」のような軽い形で話してみるといいでしょう。
これはとても重要です。
追々「退職願」「退職届」を出すことにはなると思いますが。
あらかじめ話しておかないで、いきなりこれらを上司に出しても
改めて話をする機会(事情や理由を説明したりなど)を設けることになり
そうこうしているうちに、届の提出期限が迫ったり退職の流れがスムーズに行かないなんてことになりかねません。
「退職願」の作成と提出
既存のフォーマットがあることが多いと思います。
無い場合は作成が必要になります。
「退職願」の提出後に、看護部長等と面談
退職願提出後に、看護部長等と面談する流れになることが多いです。
そのためには、直属の上司との面談で身近なところに味方が付けておくのもいいかもしれません。
「退職届」など最終書類の提出
期限があり、それに準じて書類の提出が必要になります。
必要書類は、揃えて期限内に提出しましょう。
記入の不明点があれば、所定の課に質問しましょう。
不備があって、退職がスムーズに進まない方が困ります。
最終勤務までに、荷物整理や返却物を返す
「必ず返すもの」や「受け取るもの」もあります。
場合によってはすでに手元にあるものもあるかもしれません。
「必ず返すもの」は最終勤務までに手渡しするものや、後日郵送でOKでいいものもあります。「受け取るもの」も同様です。
~必ず返すもの~
・健康保険証
・職員証
・借りている鍵(ロッカーや寮など)
・ユニフォーム
・その他借りているもの
~受け取るもの~
・雇用保険被保険者証
・離職証
・源泉徴収票
・年金手帳
退職をスムーズに進めるポイント
スムーズに進めるポイントをお伝えします。
明確な退職理由を準備する
退職しなければならない明確な理由がなければ、引きとめられる可能性もあります。
退職の意思があるなら、説得力のある理由を用意しましょう。
- ライフスタイルの変化(結婚・出産・引っ越し)
- キャリアプラン
などが有効です。
「辞める」意思を強く持つ
辞めようと準備していく中で、引き止めにあったりすることも多いでしょう。
引き止められやすい状況は
- 人手不足(常勤が少ないなど)
- 他にも退職者がいる(退職者が多い)
- 年度末以外の退職
- 経験年数や役職
などです。
引き止められても、「強い意志を持って」押し切りましょう。
退職したことのある人に聞く
もし退職したことのある人と交流がある場合は、ぜひ情報収集しましょう。
退職に際して、アドバイスや相談できることがあるかもしれません。
さらに、その病院での「退職までの流れ」「必要事項」を知ることができるかもしれません。
よくあるトラブルとその回避法
次に退職に関連するトラブルや困りごとについて対処法を書いていきます。
こういった退職日を変更されることになることもあるかもしれません。
もし退職希望日までに辞めなければならない事情がないなら「延長するほう」が円満退社は出来るかもしれません。
しかし、退職希望日までに辞めなければならない事情があるなら「変えない」べきです。特に次の就職が決まっている場合はもちろんです。内定に影響する可能性もあります。
医療界は狭いです。
どことどこが繋がっているか分からないので、むやみに次の就職先(具体的な病院名など)は言わない方がいいとも言えます。
もちろんその相手との信頼関係にもよります。
その場合は、さらに上の職種の人などに事情を話してみましょう。
退職は権利のうちでもあるので、そこはひるんではいけません。
これは私もありました。夏に退職願を出したのに、その後全く音沙汰なしでした。
冬になった頃に、自ら上司に聞きました。
退職がうやむやにならないように、上司に退職願の件についてはっきり聞きましょう。
まとめ
退職するのは、就職や転職並みに労力が必要です。
スムーズに進めるためにも、準備はしっかりしていきましょう。