看護師のみなさんは、一般職と違って履歴書を書く機会が圧倒的に少ないです。
一般職は就職活動において20-30枚ほど書くのに対して、
新卒の看護職は2-3枚と言われています。
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、「就職・転職における必要書類」「履歴書の書き方」についてお話しします。
応募に必要な書類は何?

必要書類には「必ず必要」「応募先によって必要」の2パターンがあります。

履歴書の書き方

まず上記の必要書類の中から「履歴書の書き方」について説明します。
職務履歴書の書き方はまた別の機会で解説します。
みなさんが間違えやすい・迷いやすいポイントに絞って説明します。

- 日付
- 証明写真
- 経歴
- 免許・資格
- 志望動機、特技、自己アピールなど
- 本人希望欄
①日付
基本は「記入日」ではなく「提出日または面接日」です。
郵送する場合はポスト投函の日でも可能です。
②証明写真
証明写真のポイントは以下になります。
- 3か月以内の撮影
- スーツまたはジャケット着用が望ましい
- 背景は明るめで、無地が良い
- 縦4㎝×横3㎝程度
- 明るく微笑む程度の笑顔が良い
③経歴

- 学歴:高校以降の入学・卒業
- 職歴:現在までの入職・退職・在職
※それぞれ学歴・職歴に分けて書くと見やすいです。
④免許・資格
出来るだけ多く書きましょう。
しかし、中学高校で取得しているようなレベルの資格は逆に書かないほうが良いです。
記入する場合は、取得が古い順から書きましょう。
⑤志望動機、特技、自己アピールなど
志望動機
なぜその事業所を選んだのかという動機を書きます。
最も重要な項目といってもいいかもしれません。空欄はあり得ません。
具体的な内容にしていきましょう。
ですが一番ここが難しいですよね。
にポイントを当てていきます。
新卒の方が書きやすいかもしれません。
実習での経験、学生時代の活動などを踏まえ、希望の診療科を交えつつ、インターンシップの印象など付け加えるとより信憑性が増します。
転職の場合は…
- 学びたいことがあるのか
- 職場環境を変えるためか
①学びたいことがある場合
- 今までの経験
- 応募先の魅力とそこでの天望
に焦点を当てて書きます。
(例)
私は3年間、消化器外科病棟で勤務しており、そこで看護としての基礎を学ぶとともに、周手術期看護をメインに携わってきました。患者さんとの関わりの中で、周術期看護で要となる「循環器」に興味がわいてくるようになりました。
循環器疾患や心疾患の専門である貴院で、学びたいと思い応募しました。
外科での基本的な周術期の知識と看護技術を活かし、貢献できるように一生懸命頑張りたいと思います。
②職場環境を変える場合は
- 応募先の経営方針や理念などに共感の姿勢
で書いていきます。
詳しくは面接で伝えるのでも良いと思います。
(例)
貴院の「〇〇~」という経営方針や理念に共感しました。患者に寄り添う看護をしたく応募させて頂きました。
⑥本人希望欄
無ければ「特になし」でも可能です。
ですが、譲れない希望があるならこの欄は活用すべきです。
- 入職日の希望
- 勤務日数・時間の希望
- 入寮の希望
- 託児所の使用希望 など
履歴書の書く上での、「疑問点を解消」

履歴書を書き方をお伝えしたので、次は「書く上でのポイント」についてお伝えします。特によく疑問に思われる点について解説していきます。
看護師転職会社などでは、よく「基本は手書き」と言われています。
看護業界はまだ、「履歴書は手書きがあたりまえ」みたいな風習が強いところが多いのです。手書きの方が、丁寧さや思いが伝わるといった意見もあるようです。
しかし、私はパソコンで作った履歴書で合格しています。
- 手書きじゃないから落とすなんて、そんな考えは古い
- パソコンスキルのアピールをしたかった
という理由からパソコンでの作成を選びました。
今どき電子カルテが普及してきているのでパソコンが使えるのはプラスです。
NGですね。手書きなら書き直しです。
そういう面でもパソコンは楽です。
空欄が目立つ場合は、概して印象が悪くなるかもしれないです。
例えば、未記入の欄があると、「書類作成を適当に行った」「意欲がない」という印象を与えてしまうこともあり、結果にも影響してきます。
びっしりと欄を埋めることが必須ではありませんが、空欄が目立ってしまうことがないようにしましょう。
どちらでも大丈夫です。しかし、統一して書きましょう。
まとめ
みなさん、参考になりましたか。
今回は「必要書類」と「履歴書の書き方」について説明しました。
「職務履歴書の書き方」についても紹介しているのでぜひこちらも参考にしてください。


