今回は看護師の転職における「求人の探し方」について紹介します。
看護職以外にも共通する事項もあるかもしれませんが、ぜひ参考にしてください。
大事なポイントは2つです。
1つずつ解説していきます。
求人情報はきちんと読む
求人情報を見る時、ネットかあるいは紙面か人によって異なると思いますが、みなさん隅々まで読んでいますか?
求人情報を読む際に、
はよく見ましょう。詳しく説明していきます。
給与
給与は正確な数字を確認しましょう。
- 経験年数とモデル年収が合っているか
- 表示給与は額面のことが多い
- 残業代やその手当が含まれているかどうか
- 賞与があるかどうか
①モデル年収なども記載されていると思いますが、自分の経験年数と合っているかを確認します。長く働くことを考えている方は、給与の上がり具合も確認した方がいいです。
②表示されている給与は基本的に額面のことが多いです。
税金や社会保険料なども含まれていると、手取りとは異なります。
③まれに給与表示の中で、残業代や夜勤手当が含まれていることがあります。
給料が高い場合は、それに諸手当が含まれているのか確認すべきです。
もちろん手当の値段は必須確認です。
④賞与は大事ですよね。あるか無いかで年収が大きく変わります。
基本給が低くても賞与が高くて年収自体は高いというケースもあります。
賞与も何か月分にあたるかも確認した方がいいです。
勤務形態、勤務時間
- 勤務形態
- 勤務それぞれの就業時間から残業発生リスクを見る
- 残業なしは「本当か」疑うこと。
①2交代、3交代なのかというところの勤務形態は見るべきところです。
2交代の場合、夜勤時間が長いことが多いので拘束時間は長いですが、まとまって休めます。3交代の場合は、準夜勤務・深夜勤務と分かれていることや、ロングと言われている日勤(通常の日勤より長い就業時間)があるところがあるので勤務形態は確認すべきです。
②これはそれぞれの勤務の時間を見ることです。勤務交代時間が含まれているかで見ることが出来ます。下に例を2つ出します。
(例1)日勤:9:00~17:00、夜勤:17:00~9:00
(例2)日勤:9:00~17:00、夜勤:16:30~9:00
しかし(例1)は申し送りの時間が残業になる可能性が高いです。
③「残業なし」と書かれていても、残業が本当にないのかは疑問なところです。
サービス残業という可能性もあります。そういう雰囲気のところもあります。
他にも「大変働きがいのある」とうたっている所も、業務が多くて忙しい可能性があります。
福利厚生
「社会保険に入れるのか」「寮があるか」など大事なところです。
寮は寮費や場所、利用できる年数の制限もあるかもしれませんので確認した方がいいですね。
他にも、提携しているサービスの有無(例えば有名テーマパークのチケットや宿泊施設などの割引制度など)も分かれば尚よいです。
休暇
休日休暇と年間休暇の両方を確認しましょう。
(例)
週休2日+夏季休暇(7日間)⇒年間約110日間の休暇
になります。
夏季休暇は取得できる可能性が高いです。
しかし、その他に有給休暇があるとするとその有給休暇の取得率も重要です。
有給休暇は、使いきれないことは少なくないです。権利ですから消化したいですよね。
職場環境
- 希望部署はあるか
- 看護配置
①例えば「手術室で働きたい」「産婦人科で働きたい」など希望がある場合はその部署があるか、確認しましょう。
救急外来などは1次、2次、3次と分かれており、ICUもHCUと分かれているところなど病院によって特徴が異なります。
②看護配置により業務の忙しさが見えてきます。
たいていは7:1看護が多いかもしれません。
〇:1の〇の数字が大きいと忙しいというイメージかもしれませんがそうでもありません。数字が小さいからと言っても、受け持ちが少ないとは限らないのです。患者1人の重症度が高いなど業務が重いというケースもあります。
職場の見学をする
見学はかなり重要になります。
求人紹介はあくまでもその事業所の1部を紹介しただけにすぎません。
求人情報では見ることのできない施設の中の様子を見ることが出来ます。
- 設備、雰囲気
- スタッフの様子
- 患者層
- 職員層
設備、雰囲気
設備は新しくて綺麗に越したことがありません。
清拭一つするにしても、「お湯にタオルを付けて」というところと「使い捨てディスポタオル」を使用するのでは、業務のスムーズさが違いますよね。
また衛生的にも清潔なのかも見ておくといいでしょう。
スタッフの様子
スタッフの雰囲気は特に大事ですよね。
忙しそうにバタバタしているのか、落ち着いた雰囲気で働いているのかで違いますよね。病院なら、ナースステーションに看護師がいるか見るのも悪くないと思います。
ナースステーションに戻ってくる暇もないくらいスタッフが出払っているという印象を受けますよね。
あとは、ナースコールが鳴っているのに、「鳴りっぱなしで誰も取れない」となったら忙しくて対応ができていないという印象を受けますよね。
こういったところも見ておくと良いと思います。
患者層
患者層は知っておくとよいでしょう。
年齢はもちろん、地域によっては高齢者が多い地域病院ということもあります。
疾患やADLなども聞いておくといいでしょう。そして重症度も見ておくと業務がイメージしやすいかもしれません。
職員層
既婚率や、時短(ママ看護師)、既卒率なども大事です。
新卒ばかりが多いところだと、若い年齢層ということもあります。
自分が結婚や育児などワークライフバランスを重視する場合は、そういった看護師が多いほうが理解を得やすいです。
まとめ
みなさん、「求人探しの大事なポイント」は参考になりましたか。
求人探しのコツとしては
就職して後悔しないように、転職や就職に生かしてください。
他にも転職について記事を書いていますのでよろしければご覧ください。