今回、「海外にいながら日本の電話番号を使用する方法」についてお話しします。
[jin_icon_bulb color=”#cccc00″ size=”21px”]この記事はこんな方向けの記事になります。
- 海外にいながら、日本の電話番号を所持したい方
- 日本の電話番号を使用して、海外から日本に電話をかけたい方
- 日本からの着信を、海外にいながら日本の電話番号で受信したい方
ではお話していきます!
はじめに
海外に住んでいる時、海外の電話番号は持っていますが、日本の番号は持たないことが多いですよね。
私も海外生活している時、初めは日本の電話番号は所持していませんでした。
- ですが、実際に日本と相手とやりとりする際に、日本の電話番号がないと先方に国際電話で(現地の電話番号)かけてもらう
- 自分が国際電話で(現地の電話番号を使用して)日本に電話をかける
という方法になります。
国際電話は契約プランによっては高額になります。
海外で日本の電話番号を所持していることのメリット
日本の電話番号を所持していると、場合によっては「国際電話にならない」というメリットがあります。
- 日本にいる相手が、自分が海外にいたとしても、日本の電話番号にかけられる
- 日本に電話をかけたい時に、海外からでも日本の電話番号を使って簡単にかけられる
つまり、国際電話にならないので、格安で日本に電話をかけられます。
今の時代、LINEがあれば電話番号はいらないという人も増えています。
確かにそうです。
ですが、こういった場合には、どうしても電話番号が必要になります。
- LINEを使用していない人にかけたい/着信したい場合
- 日本の固定電話にかけたい/着信したい場合
- 法人などLINE Businessを利用しているアカウントとはLINE通話ができない
- 0120や0570などの番号にかけたい場合
余談ですが、私が日本の電話番号が必要になった理由は「日本での看護師として転職する際の、エージェントとの連絡手段」です。
日本の看護師転職エージェントのほとんどは、連絡手段として電話を利用しています。
転職エージェントに登録する際も、有効な日本の電話番号が必要になります。
(日本の転職エージェントに、現地の電話番号を言っても国際電話はかけてくれるわけありません。)
基本的には、エージェントとスケジュールを合わせて電話の時間は決めていくので最低限、「海外で日本の電話番号で着信が取れる状態」が望ましいです。
海外で日本の電話番号を取得する方法
海外で日本の電話番号を取得する方法は主に2つになります。
- 日本の電話番号の契約をそのまま残しておく
- Skype番号を利用する
それぞれ説明していきます!
方法①:日本の電話番号の契約をそのまま残しておく
これは、日本の電話番号の契約をそのまま残しておくケースです。
具体的な方法は私のケースを利用して説明します。
(例)私はiPhone11で、以下の2枚のSIMカードを「デュアルSIM形式」で利用していました。
- 現地のSIMカード(現地の電話番号とデータ通信が利用可能):Nano SIM
- 楽天モバイルのSIMカード:eSIM
ポイントは楽天モバイルを使用しているという点です。
楽天モバイルの場合、基本的に「楽天Linkアプリ」を使用して通話した場合に、通話料が無料となります。
ただし、楽天Linkアプリでの通話の際にWi-fiを含めたネット環境が必要になるそうです。
注意点は、このネット環境を楽天モバイルのデータ通信を利用すると、海外利用とみなされ通信量が追加でかかってしまいます。
その解決策としては、楽天Linkアプリを使用する際に、楽天モバイルのSIMのデータ通信を使うのではなく、現地のSIMのデータ通信(またはWi-Fi通信下)で使うことです。
そうすれば、楽天モバイルのデータ通信を海外利用しなくて済むため、楽天モバイル自体に追加費用はかかりません。
(正確には、現地のSIMカードのデータ通信で賄えます。)
ただこの状態に設定するには、条件があり「デュアルSIM」の設定にしておく必要があります。
デュアルSIMとは、最近の機種に搭載されている機能で従来1枚しか利用できなかったSIMカードを2枚利用できる仕組みです。
1台のスマホにデュアル(dual/2重)にSIMカードを挿入して、2つの携帯電話番号や料金プランを利用できます!
方法①:日本の電話番号の契約をそのまま残しておくことのメリット
それでは、日本の電話番号の契約をそのまま残しておくことの、メリットについてお話しします。
- 090や080から始まる携帯電話番号(IP番号ではない)が保持できる。
- 格安SIM会社の契約プランによっては、専用のアプリを使用することで、通話が無料になる。
- 日本に一時帰国したい際にもすぐに電話が使える。(場合によっては合わせてデータ通信も使用できる)
- SMSが受信できる。(契約プランによる)
日本の電話番号を残しておくということは、IP番号ではないため、0120や0570などから始まる電話番号にもかけることが可能になります。
これはメリットとしてはかなり大きいかと思います。
また、楽天モバイルのような、格安SIM会社の契約プランによっては、専用のアプリを使用することで、無料で電話をかけることができる場合があります。
もちろん楽天モバイルに入っているので、日本に一時帰国したい際にもすぐにスマホが使えますよ!
さらに、SMSが受信できるのも大きいメリットです。
最近は本人確認にSMSを利用する2段階認証などもあるため、あると便利かと思います。
方法①:日本の電話番号の契約をそのまま残しておくことのデメリット
次に、デメリットは2つあります。
- 月額費がかかる場合がある。
- デュアルSIM対応機種でないと難しい。
1つ目は、日本の電話番号を保持しておくということで、少なからず月額費用がかかる場合があります。
ただ、楽天モバイルは2021年10月現在、データ使用量1GB未満なら月額費用が0円となっています。
海外にいて、日本のSIMカードのデータ通信をわざわざ使うなんてことはないと思うので、電話番号を保持しておきたい海外在住者にはおいしい話だと思います!
2点目は、上記の楽天モバイルを利用した方法を行う場合、機種がデュアルSIMに対応している必要があります。
方法②:Skype番号を利用する
Skype番号は、MicrosoftのSkypeが運営しているサービスを利用して、IP番号を取得する方法です。
日本以外にも、世界各国の電話番号を取得することができます。
日本の電話番号の場合は、050から始まるIP番号がランダムに発行されます。
この電話番号を利用すると、電話をかけてくる相手は日本国内にいる時にかかる電話料金でかけることが可能です。
つまり自分が海外にいても、日本国内にいる相手は通常の料金で電話をかけてくることが可能となります。
ただ、注意したいのは、このSkype番号を取得することで、着信を受けることは可能となりますが、このSkype番号を利用して相手に電話をかける場合は、別途で料金チケットを買わないといけません。
チケット制や、かけ放題などいくつかプランがあります。
チケット制は、あらかじめその値段分を支払い、チケットを購入して、その値段の範囲で電話をかけることができます。(テレフォンカードのデジタル版みたいなものです。)
たくさん電話をかける機会がある方は、かけ放題プランが良いかと思います。
方法②:Skype番号を利用することのメリット
Skype番号を利用することのメリットです。
- 短期契約が可能で、簡単に取得可能である。
- SIMは不要である。
- 日本の電話番号を保持しているより、低価格のためコストも抑えやすい。
1つ目のメリットは、短期契約が可能で、簡単に取得可能という点です。
1ヶ月、3ヶ月、1年などとプランが選択でき、短期で電話番号を取得したい人にも便利で、契約は至ってシンプルですぐに取得可能です。
SIMの抜き差しもないため、デュアルSIMの必要もないです!
また、月額300円ほどなので、日本の電話番号を保持しているより、低価格のためコストも抑えやすいのも魅力です。
方法②:Skype番号を利用することのデメリット
次にデメリットです。
- Skypeを利用するため、正直音声の質はあまり良くない。
- 電話を着信するためのSkype番号と、電話をかけるための料金が別々にかかる。
- IP番号なのでかけられない番号がある。
- SMSは受け取れない。
1つ目のデメリットは、Skypeを利用するため、正直音声の質はあまり良くありません。
個人的な使用感では、LINE電話より音質はかなり下がります。
2つ目は、電話を着信するためのSkype番号と、電話をかけるための料金が別々にかかることです。
前述しましたが、Skype番号を取得するのは月額300円ほどですが、それはそのSkype番号で着信を受けるためのみのコストになります。
もし、そのSkype番号で、電話をかける場合は、このSkype番号を利用して相手に電話をかける場合は、別途で料金チケットを買わないといけません。
なので、「電話をかける」というよりは、「着信が受ける」ことが多い人に向いているサービスかもしれません。
着信にタイムリーに出られなかった時、かけ直す際にお金がかかるのは少し不便と感じる部分ではあります。
3つ目は、IP番号なのでかけられない番号があります。
例えば0570や、0120から始まる番号などです。
日本に電話をかける場合は何かの問い合わせなどがメインかと思いますが、そういう番号は、0120のフリーダイヤルが多かったりします。
さらに、IP番号はSMSが受信できません。
最近よくあるSMSでの2段階認証などもできません。
そういう時に、IP番号だと不便を感じますね。
私は、某サイトの会員登録をしようとした際に、本人確認で以下のどちらかが必要になる場面に陥りました。
- SMSで本人確認の番号を受信
- 0570にかけて、本人確認の番号の音声を聞く
これはどちらも不可能でした。
まずIP番号ではSMS受信は受け取れません。
また0570にかけても、この電話は使用できないと言われてしまい、八方塞がりでした。
結局この場面では、「方法①:日本の電話番号」を利用しました。
おすすめの方法
- 着信を受け取る場合は「Skype番号」のIP番号にかけてもらう。
- こちらからかける場合は、楽天モバイルの楽天Linkを利用して通話する(無料)
通信環境が悪い場合は、こちらから楽天Linkを使用してかけることができますし、フリーダイヤルの0120や0570から始まる番号にもかけることできます。
こうすることで、コストを最大限に抑えています。
最後に
今回は、「海外にいながら日本の電話番号を使用する方法」についてお話ししました。
海外に住んでいる皆さん・海外に住む予定の皆さん、ぜひ参考にしてみてください!
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