ライティング

文章チェック【重複って気にしている?】

みなさんは、文章を書いたあとに「文章チェック」をすると思います。

わたし
わたし
その中でも特に、「重複」って気にしていますか?

今回は、「文章チェック」の中の「重複」についてお話します。

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「重複」とは何か

単語や文章が「繰り返している」現象をさします。

わたし
わたし
私たちは気づかないうちに、文章を書いている時「重複」して書いているのです。

「重複」を確認する理由

では、「重複」を確認する理由は何でしょうか。

読者に、「読む苦痛」を与えないために確認するものです。

「重複」が読者に与える苦痛

文章の中に「重複」があると以下のような苦痛を読者に与えます。

  • 読者が飽きる
  • 読むのに疲れる
  • 文章がくどく感じる

「重複」確認が与えるメリット

「重複」を確認することで与えるメリットは

  • 文法の誤りを訂正できる
  • 言葉選びが良くなる
  • 読者がスムーズに読める

といったことが挙げられます。

文章が綺麗になり、「読者が読んでくれる文章」になります。

重複確認の流れ

ではどのように「重複」を確認していくのでしょう。

「重複」は

  1. 単語レベル
  2. 文節レベル
  3. 文型レベル
  4. 段落レベル
  5. 記事レベル

の順で確認していきます。

これらの概要を「良い例」「悪い例」を挙げながら説明していきます。

単語レベル

単語レベルとは、「同じ単語の繰り返し」を確認します。

例えば以下を例に挙げます。

「私家は、東京にあります。」
「私妹は、東京に住んでいます。」

上の例では、「の」が3回重複しているのがわかります。

下の例のように、重複を1つ減らして言い方を変えるとすっきりします。

重複は「2連続まではギリセーフ」「3連続はくどい」と感じるようです。

文節レベル

文節レベルとは、「1つの文章の中で起こる重複」のことをさします。

例えばこちら。

「この店は新しいので、気になったので来ました。」
「この店は新しいため、気になって来ました。」

上の文章では「ので」が重複しています。

下のように、「ため」など、言い回しを変えることで印象が変わります。

 

さらに、「文節レベル」の重複は文末表現でも起こりやすいです。

「テスト勉強をしました。前回よりも点数が上がりました。これからも勉強をがんばりたいと思いました。
「テスト勉強をしたことで、前回よりも点数が上がりました。これからも勉強をがんばります。

上の文章は、小学生の日記みたいですよね。「過去形」ばかりで単調です。

「過去形」ばかりではなく、「現在形」を使用するなど混ぜることで文章にセンスが生まれます。

文型レベル

文型レベルは「同じ構造の文章」が繰り返していることです。

例えば、

「昨日は体調が悪かったので、1日中ベッドで寝てました。今日は良くなったので、散歩に行きました。
「昨日は体調が悪かったため、1日中ベッドで寝てました。今日は良くなったので、散歩に行きます。

上の例では、「ので」「ました」で構成されている文章が重複しているのがわかるでしょう。

「ため」に変換したり、繰り返しを無くしたりすることで、リズムのある文章になります。

段落レベル

段落レベルは「同じ構造の段落」が重複していることです。

以下を例に挙げます。2つの段落の下線部に着目ください。

レアジョブ英会話は、フィリピン人講師を採用したオンライン英会話です。毎日レッスンと回数レッスンのコースだけでなく、ビジネス英語や中高生向けのコースがあるのも特徴の1つです。無料体験を2回行えます。

②また、DMM英会話は、非ネイティブとネイティブ講師を採用したオンライン英会話です。非ネイティブだけでなく、ネイティブ講師のコースがあるのも特徴の1つです。今なら無料体験を3回行えます。

重複しすぎて見づらいと思うのでまとめると

「○○は、○○を採用したオンライン英会話です。○○だけでなく、○○があるのも特徴の1つです。無料体験を〇回行えます。」

上記の○○以外がすべて重複しています。

かなりくどい例でしたが、同じような構造の段落を繰り返しているのがわかります。

わたし
わたし
「重複」の規模が大きくなると、より読者に疲労感や退屈感を与えてしまいます。

記事レベル

「重複」が記事単位で起こっていることです。

よく「記事を書く方法」に「PREP法(※)」がありますよね。

この「PREP法」をひたすら記事内で繰り返すのもある意味「重複」です。

わたし
わたし
こういう「重複」のことをテンプレート化という人もいるかもしれません。

慣れるまでは「テンプレート化」するのは大事ですが、飽きられる可能性もあります。

PREP法は素晴らしい手法ですが、多用しすぎるものどうかということですね。

(※)PREP法とは

P:POINT 結論、要点
R:REASON 理由
E:EXAMPLE 具体例
P:POINT 結論、要点

「結論を先に述べ、その理由や具体例を紹介し、最後に結論を述べる」手法です。

説得力を持った流れのある文章を書くことのできる書き方です。

まとめ

わたし
わたし
気づかないところで「重複」を起こしてるケースは多いのではないでしょうか。

「重複」は、読者に「読む苦痛」を与えないために確認するものです。

  1. 単語レベル
  2. 文節レベル
  3. 文型レベル
  4. 段落レベル
  5. 記事レベル

の順で確認していくことでより綺麗な文章に近づきます。

ぜひ参考にしてみてください。

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ABOUT ME
みき
現在看護師をしながら、フリーランスWebデザイナーとして活動しています。将来、海外移住を目指しています。カナダに滞在歴あります。「看護師」「海外渡航」「Webデザイン」など幅広く発信中。