Webデザイナーを目指して思っているみなさん。
そもそも「Webデザイナとは何か」と思っている方も多いかもしれません。
今回は、「Webデザインとは何か」を踏まえ、「Webサイトを作る上で大事なこと」
そして「Webデザインはなぜ必要か」ということも加えてお話ししてきます。

Webデザインとは何か?

見た目のデザインは、色・フォント・装飾・レイアウトといった見栄えに関わるところです。
また見た目以外のところは、表示のパフォーマンス、ユーザビリティ、アクセシビリティ、構造設計などがそれにあたります。
Webデザインというと、”Webサイトの見た目をデザインする”ということではあるのですが、それには、外見だけでなく、その構造や内面的なところも考える必要があるのです。
Webデザイナーは
実際にWebサイトを利用する人を想像し、設計を行い、サイトの機能を考えて、それを視覚的におこしていきます。さらにそれがWeb上に表示できるようにコーディングしていくことが役割と言えます。
そのためには、Webデザインの基本原則、HTML/CSSなどのコーディングスキル、その他必要なツールの使用方法を学習する必要があります。

Webサイトとは?

「Webサイト」とは、「Webページ」の集合体のことです。
「Webサイト」の1つの単位が「Webページ」です。
例えば、ブログでいうところの、「トップページ」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」「各記事」はそれぞれ「Webページ」にあたります。
それが集合したブログは、「Webサイト」という形になります。
Webサイトの種類
Webサイトの種類はいくつかあります。
それぞれ目的に沿って作られています。
・ポータルサイト
・コーポレートサイト
・ショッピングサイト
・メディアサイト
・ポートフォリオサイト

ポータルサイト
ポータルサイトは、「検索エンジン」がそれの代表例にあたります。
(Yahoo!JAPANなど)
ユーザー(実際使っている人)が目的のサイトにアクセスできるようまとめてあるが特徴です。”道案内のある入り口”のようなものです。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、会社の概要や案内を示しているサイトです。
会社概要、製品情報、採用情報などが含まれています。
会社によって「会社の運営している事業などをPRしている」ものもあれば、「自社製品を紹介するもの」もあります。
旅行会社などは、サービスや事業よりは、”旅行プラン・航空券の検索”などの「サービスに付随するコンテンツ」を多く占めています。
同じコーポレートサイトでも、ユーザーによってコンテンツの内容が大きく変わってきます。
ショッピングサイト
ショッピングサイトとは、Web上に商品を販売するサイトです。
ユーザーが見やすいように商品ページ(新商品やおすすめ商品など)、商品詳細ページ、購入画面などで作られています。
メディアサイト
メディアサイトは、ニュース記事や専門記事などで作られています。
ニュース記事だけでなく、クックパッドのようなユーザーが参加して(レシピを投稿して)作り上げているスタイルのものもあります。
ポートフォリオサイト
ポートフォリオサイトは、これまでの実績や作品を集めて載せているサイトです。
就活のアピールや作品発表などで使われます。
Webサイトを作る上で大事なこと

Webサイトを作るうえで大事なことはこの2つです。
Webサイトの目的を理解する
それぞれのサイトには、目的があります。これを理解するのは重要になります。
目的がはっきりしないと、サイトを作るのに困ります。
目的がはっきりしていないと、どういうサイトにするのか曖昧になってしまうからです。
そして目的を理解することで、ユーザーの立場に立ってサイト設計を考えることができ、ニーズにあったコンテンツを導入のです。
Webプロモーションを行う
SEOの最適化
SEOとはそのサイトをGoogleやYahooなどの検索エンジンの検索順位を上位に表示させるための施策のことです。
上位表示させることにより、ユーザーに見つけてもらいやすくします。
広告活動
リスティング広告やアフィリエイト広告、SNS広告など「広告」として出すことで集客につながります。
広告については詳しくはまた今度お話しします。
コンバーション(CV)の把握
コンバーションとはWebサイトの成果を表します。いわゆるゴール達成です。
ゴール達成の設定はサイトによって異なります。
例えば「商品を購入してもらう」「問い合わせをしてもらう」「会員登録してもらう」「記事を見てもらう」など様々です。
サイトの目的に沿った、ゴール設定が必要になってきます。
「コンバーション数(CV数)とはゴール達成した数を指す」のに対して
サイトを見た人(訪問数)に対するコンバーション数(CV数)をコンバーション率(CVR)と言います。
例えば、「商品購入」をコンバーション(CV)と設定するとします。つまり「商品購入」がサイトのゴール達成になります。
100人がサイトを訪問し、そのうち5人が商品を購入してくれたとします。
すると
・コンバーション数(CV数):5人
・コンバーション率(CVR):5%
となるわけです。
これを理解することで、「サイトの訪問人数」、「CV数」など把握することができ収益にもつながります。
Webデザインはなぜ必要か

Webサイトを作るうえで大事なことを話しましたが、
そのうえでWebをデザインすることで、より見たくなる優れたサイトが作れます。
記事の冒頭部分で、Webデザインとは、
見た目のデザイン
スムーズに目的のページにたどり着けるようにするには見た目のデザインは重要になります。
文字のフォントを見やすくする、強調したいところ太くする、写真は見やすく配置するなど多岐にわたります。
見た目のデザインで、CV数も変わってきます。
例えば、CVが「商品購入」だとして、
ユーザーが商品に興味があって訪問したのに、商品ページの写真が小さくて見づらかったり、購入ページが分かりにくかったりしたら、買いたくなりますか?
きっと、購入を断念するでしょう。そうするとCVには繋がりません。
つまり、視覚的な情報はサービスや商品の情報を伝えるうえでとても重要と言えます。
見た目以外のもの
見た目以外のところは、表示のパフォーマンス、ユーザビリティ、アクセシビリティ、構造設計などがそれにあたります。
表示パフォーマンスについてですが
「みなさんは重いサイト(=開くのに時間がかかるサイト)はみたいと思いますか?」
答えは、「いいえ」ですよね。
スマフォユーザーが増え、誰がどこにいてもアクセスできる世の中になっている今、
半数のユーザーは読み込みに3秒以上かかるサイトから立ち去ってしまうと言われています。
サイトの軽量化などもWebデザインの一環です。
またユーザービリティとは「使いやすさ」と言われていますが、
クリックボタンの大きさなど、見た目に関わるとこにも含まれますが
それだけでなく、ユーザーがスムーズに目的のページにたどり着けるように「使いやすいナビゲーションマップを作る」のもひとつです。
こういった内部構造にも目を向けることで優れたサイトを作ることができるのです。
まとめ
Webデザイナーを目指して思っているみなさん。
「Webデザイナとは何か」わかりましたか?
今回は、「Webデザインとは何か」を踏まえ、「Webサイトを作る上で大事なこと」
そして「Webデザインはなぜ必要か」ということも加えてお話ししました。
具体的なWebデザイン制作方法について知りたいかたはこちらをどうぞ。


