手軽にオンライン英会話を始められるようになり、英語を始める人が増えています。
しかし
という方も多いのではないでしょうか。
この記事は
- 英会話を始めたばかりの初心者
- これから英会話を始めようとしている人
- 英会話に悩んでいる人
- つい長々とした英文を使ってしまう人
- 話そうとしても英語が浮かばない人
- 忙しくて英会話を勉強する時間がない人
向けの記事です。
今回は
日本人が英会話を苦手とする理由

日本人は「かっこよい文章」を作って話そうとしています。
日常生活で私たちが会話している時、1、2秒間隔でやり取りしていますよね。
なので、3秒以上の間隔のやり取りにはもどかしさを感じるでしょう。
英会話も同じです。
3秒以内に返事が出来ることが良いです。
日本人は
- 文章の構文(SVOO、SVOC、受動態など)
- 時制
- 冠詞(a、the)
などに注意を払っているうちに3秒以上たってしまうわけです。
「複雑な英文」=「伝わる英語」とは限りません。
誰でも簡単に出来る英会話術=「シンプルに話す」

前述したように
日本人はつい、「かっこよい文章」を作って話そうとしています。
難しい単語・難しい文章構造は無視して、「シンプル」に話しましょう。
- 知っている単語を使う
- シンプルな3語の文章を作る
- 難しい構文はやめる
- 主語・動詞を適切に選ぶ
これが重要です。
それぞれ解説しています。
知っている単語を使う
自分が知っている「簡単な単語」を思い出しましょう。
中学英語レベルの知識があれば十分と言われています。
シンプルな3語の文章を作る
文章を複雑に考えすぎると
- 何を言おうとしているかわからなくなる
- ミスも増える
- 余計伝わりづらいこともある
というデメリットがあります。
まずは「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」という3語を使いましょう。
- 主語(S):「~が」
- 動詞(V):「~する」
- 目的語(O):「~を」
というシンプルな形を意識しましょう。
(例)「私の仕事は英語講師です」 と言う場合
My job in an English teacher.
I teach English.
前者は、やや回りくどい。
後者の方が「冠詞(a、an、the)のことを考えなくて良い」です。
そして3語で言えるため、シンプルですね。
もう1つ例を見てみましょう。
(例)「私は「ビートルズ(The Beatles)」の大ファンです」 と言う場合
I am a big fan of The Beatles.
I love The Beatles.
後者でも十分伝わります。
難しい構文はやめる
文章の構文を使っていませんか?
- SVOO、SVOCなど
- 受動態
- if~、when~
学生時代にこれらの文法は習ってきましたが、
難しい構文は、「伝えたいことが文の後半に来てしまう」傾向にあります。
長々とした文章は
相手を「回りくどいな」「何が言いたいんだろうか」という気持ちにさせます。
主語・動詞を適切に選ぶ
適切な主語・動詞を選ぶことで、シンプルでも明確に伝えることができます。
主語や動詞の選び方は後述で詳しく解説します。
日本人がやりがちな英会話

があります。
1つ目は前述でも話しましたのでこちらでは割愛します。
2つ目のbe動詞「~です」についてです。
これは日本語が「○○は△△です。」という文章が多いため、
直訳した際に、be動詞「~です」という表現をよく使ってしまうのです。
身近なことに関して例を挙げると、
- 私の家は駅の近くにあります。
日本人→My house is near the station.
ネイティブ→I live near the station.
- 昼食はおいしかった。
日本人→The lunch was very delicious.
ネイティブ→I ate a delicious lunch.
- 私の犬はチワワです。
日本人→My dog is a Chihuahua.
ネイティブ→I have a Chihuahua.
一般動詞を使い分けることでバリエーションを増やしましょう。
シンプルに話すための「主語」「動詞」の選び方

主語について
主語は4つから選びます。
- 人(I、Weなど)
- 物
- 動作(~ing形)
- This
英語は「日本語のように主語を省略する」ことがありません。
主語を適切に選択することは、「主語のあとに繋がる動詞」にも重要となります。
動詞について
万能な動詞を押さえましょう。
- have
- use
- need
これらは使える動詞TOP3です。
これらは簡単だけど、明確な意味をもつ動詞です。
have:持っている、飼っている、身に付けている など
(例)
- I have fun.(楽しい)
- I’ll have coffee.(コーヒーをお願いします。)
- This product has problems.(この製品は問題がある。)
use:使う、用いる、使用する など
(例)
- I use Twitter.(Twitterをやっています。)
need:~を必要とする、~が欠かせない、~を求める など
(例)
- I need time.(時間が必要です。)
- I need a blanket.(毛布をください。)
主語に続く動詞はとても重要です。
複数の意味があり、あらゆる主語に対応できる便利な動詞を選びましょう。
シンプル英会話に使える「動詞」TOP10
- have
- use
- need
- find
- show
- like
- enjoy
- include
- interest
- take
シンプルに話すためのトレーニング方法

例えば
電車の中で
- 学生がイヤホンをつけている。
- 彼が傘を持っている。
カフェなどで
- 女性がジュースを飲んでいる。
など目にするでしょう。
こういったことを英文にしてみるのです。
- The student uses earphones.
- He has an umbrella.
- The woman drinks juice.
シンプルな英文が出来上がります。
まとめ
- 日本人が英会話を苦手とするのは「複雑な英文」を作ろうとしている
- シンプルな英語を目指そう
❶知っている単語を使う
❷シンプルな3語の文章を作る
❸難しい構文はやめる
❹主語、動詞を適切に選ぶ - 「be動詞」を多用しすぎない
- 「主語は4つ」「動詞は万能なもの」から選ぼう
- 目に見える身近なことを英文にしてトレーニングしよう
ぜひこれを実践して、苦手意識を取り除いていきましょう。
